海外では確立されたライフスタイルのヴィーガン。有名人でも実践している人が多くいます。
その多くは、ヴィーガンの精神である動物愛護の観点から実践している人が多いのですが、日本でもヴィーガン生活を選択している有名人の方々がいます。
日本でヴィーガン生活を送る有名人の方はなぜそのライフスタイルを選んだのでしょうか。
健康のため?動物愛護のため?
健康のため?動物愛護のため?
今回は、日本の有名人でヴィーガンを実践している方々を理由も含め紹介して行きます。
ヴィーガン生活を送る日本の有名人一覧
海外の有名人でヴィーガンを実践する方は多くいますが、日本で活躍する有名人では一体どんな方がヴィーガンを実践しているのでしょうか。
順不同で下記にお名前を書き出してみます。
ヴィーガンを実践している有名人
- 未来リナさん(モデル)
- 水沢アリーさん(タレント)
- サンプラザ中野くんさん(ミュージシャン・作家)
ヴィーガンではないけどお肉を食べない有名人
- 小藪千豊さん(お笑いタレント・喜劇俳優・ドラマー)
- 松井玲奈さん(タレント・女優・元SKE48)
- Zeebraさん(DJ・ヒップホップMC)
上記の方の中でヴィーガンを実践する有名人の方々をそれぞれ掘り下げてご紹介していきます。
彼ら(彼女たち)はなぜヴィーガンというライフスタイルを選択したのでしょうか。
一体、きっかけは何だったのでしょうか。
未来リナさん
※公式インスタグラムより引用
俳優 城田優さんの妹としても有名なモデルの未来リナさん。
彼女もヴィーガンを実践する一人。ブログでは数々のヴィーガン料理のレシピを公開しています。
未来さんは、いつからヴィーガンなのでしょうか。なぜ、ヴィーガンを選択したのでしょうか。
彼女もヴィーガンを実践する一人。ブログでは数々のヴィーガン料理のレシピを公開しています。
未来さんは、いつからヴィーガンなのでしょうか。なぜ、ヴィーガンを選択したのでしょうか。
未来リナさんの略歴
未来リナさんは、1999年6月24日生まれの現在21歳(2020年5月末日時点)。
日本人の父とスペイン人の母との間に生まれたハーフで、お兄さんに俳優の城田優さんがいるのは有名な話。5歳の時スカウトされたことがきっかけで芸能界入りしています。
その後、女優デビューを目指して日々レッスンに励んでいた彼女ですが、一時期女優になる夢を諦めお母様の母国であるスペインの大学へ進学しています。
大学卒業後、日本に帰国しモデルとして活動する傍ら受けたオーディションへの合格を機に、ボーカルグループ『Little Green Monstor(通称:リトグリ)』の一員となり活動し始めます。
しかし、在籍1年ほどで脱退しています。
いつからヴィーガンになったのか?
吉村リナさんがヴィーガンに出会ったのは彼女が16歳の時。当時の彼女は芸能界のお仕事でかなり多忙な日々を送っていました。更に完璧主義の性格も災いし、うつ病を発症。
自己流のダイエットが原因の拒食症と診断されてしまったのです。
自己流のダイエットが原因の拒食症と診断されてしまったのです。
拒食症・うつ病を克服するきっかけとなったのは、インスタグラムのタイムラインに流れてきた一枚のフード写真だったといいます。
『毎日生きる気力もなく過ごしていたとき、インスタグラムに投稿されたとあるスウィートポテトと色鮮やかな野菜の写真に目を奪われました。それを見た瞬間に、なんて美味しそうなんだろうと急に食欲と活力が湧いてきたんです。その写真がビーガン料理とライフスタイルについての投稿ということを後で知り、夢中になって調べました。それからビーガンライフと環境問題を独学で勉強するようになりました』とELLE Japanのインタビューで語っています。
更に彼女のブログには、こんな事が記されています。
私が動物性のものを食べなくなった理由は、実はとても深くて、沢山あるの。
ゼロから私の経験を説明するとなるとすごく長くなるから省略するね。私は始め、VEGANが何なのかも分からなかったし、なぜ彼らがVEGANなのかも理解できなかったの。なぜなら、私が毎日食事に取り入れていたお肉、お魚、卵、牛乳が、どのようにして生産され、スーパーに並べられてるのかを知らなかったから。でも、私はいつもInstagramでVEGANの人が作るご飯を見て、なんて美味しそうなんだろう。何でこんなにも食欲が出るんだろう。と思ってたの。そして、もっとVEGANの意味や目的について知りたい!と思って、様々なビデオやドキリュメンタリー、研究者による実証などを見て勉強したの。そうしたら、それは私の想像を超える内容で、本当にびっくりしたし、無知だった自分に恥を感じたんだ。例えば、豚肉工場では、まず産まれたての赤ちゃん豚のしっぽを切り、歯も全て抜くの。もちろん、全て麻酔なしで。いよいよ殺されるときは、場所によって方法が異なるかもしれないけど、豚をぶらさげて喉やお腹を切り、血を吐かせるの。もちろん、豚はまだ生きてる。生きながら血を吐いてるから、すっごく痛くて苦しそうで、全身が痙攣してるの。そして、完全に死ぬまでは数分もかかるの。これは、本革製品に関しても同じ感じ。これはお肉の例だけど、例えば牛乳は、牛にホルモン剤を無理矢理入れたり、乳を出す為に何度も出産させて、産まれた子供は母親のそばにいる時間もなくすぐ殺されるか、牛肉として売る為に育てられるか、、。鶏は、ひよこのときにくちばしを切られて、狭すぎる檻の中に綴じ込められて、年に何百個もの卵を産まされて、機械のような扱いを受けているの。これについて説明し始めるときりがないけど、これはね、VEGANとかVEGETARIANじゃないとかを言う前に、ひとりの人間として、動物性食品を選択する前に必ず知っておかなくてはいけない現実だと思うの。そして、その現実が地球に与えてるたっくさんのデメリットも。今、畜産農業に使われている多大な水や食料を直接人間に与えることができれば、どれだけ今飢餓に苦しむ人々を救えると思う??どれだけのお水や食べ物を、未来のためにセーブできるか。そして、どれだけの温室効果ガスやCO2を減少できるだろうか。。普段目に見えない現実や、それがもっている様々な悪影響を知った後でする選択はみんな自由で良いと思うの。ただ、私は、まだ足りないけど色々な視点(栄養面、地球、動物の権利)から勉強、リサーチをした結果、自分に一番合うライフスタイルはこれなんだ!って気づいたの。それに名札をつけると、“VEGAN”という形になるけど、本当は、ただありのままの“人間”であることだと思ってる。自分の幸せや健康のために、地球環境のために、動物の人生を守るために、今私ができること(したいこと)の一つは、VEGANでいることなんだ。
出典:
ただ、現在彼女は持病の悪化により食物繊維を含まないタンパク質源として動物性食品の中で唯一、卵を食生活に取り入れているんだそうです。
これは、持病の悪化で食べられるものがかなり制限されてしまっていることから、栄養士さんにこのままでは栄養失調になってしまうから今だけは取り入れなければならないという説明を受けてのこと。
それでも、『放牧場でも鶏舎でも鶏が常に幸せに暮らす為にはどうすればよいのか追求し実践している養鶏場さんから卵を買いたい!』と自身で実際に見学に行くほどの徹底ぶりです。
更に、こんなこともブログに記されていました。
私は将来、大自然に囲まれた自分のHOMEを建てられたら、大きなお庭では鶏や羊、いろいろな動物を保護するのが夢の1つです。その時、例えば鶏が人工的ではなくて自然に無精卵を産んだら、それは捨てるのではなく、自然の摂理として自分が食べるか友人に分けようと考えていました。さらに、もしヤギがいて、そのヤギが赤ちゃんを産んで、その赤ちゃんが飲むため以上にミルクが余るようだったら、それも無駄にならないように分けてもらおうと考えていました。わかりやすく言うと、”ハイジのような生活”が、何よりも自然で人間らしい生活で、動物が動物らしく生きる自由をもった上で人間と支え合い与え合いながら共存する事ができ、それが、今の世の中のように人間のエゴと欲ばかりが先立って無駄な大量生産・大量消費・残酷なシステムに繋がらなければ、地球も、自然のサイクルでありのままを保てるんじゃないかな….と、私は心から信じています。なぜか、このブログを書きながら今涙が出てきてしまうのですが、そんな Love & Peace な循環をもった地球、未来を、必ず取り戻せると、これからも諦めずに信じ続けたいです。
出典:
動物愛護のため、地球環境保護のため、自身の健康のためにヴィーガンを選択し発信し続ける吉村リナさん。
しっかりとヴィーガンについて学び実践しているところも素晴らしいですね。
水沢アリーさん
※公式インスタグラムより引用
タレントとして活躍し、今は経営者の顔も持つ水沢アリーさん。
彼女もヴィーガンを実践する一人です。
水沢アリーさんはなぜヴィーガンの道を選択したのでしょうか。また、いつから実践しているのでしょうか…
彼女もヴィーガンを実践する一人です。
水沢アリーさんはなぜヴィーガンの道を選択したのでしょうか。また、いつから実践しているのでしょうか…
水沢アリーさんの略歴
水沢アリーさんは、1990年9月3日生まれの現在29歳(2020年5月末日時点)。
お父様の仕事の都合で生まれてから5歳までフランスで過ごしていた水沢アリーさん。
そのため、今でもフランス語が得意なんだそうです。
帰国後、お父様の会社が倒産すると生活は一変し、かなり苦労されたのだとか。
大学に通いながら時給950円のアルバイトをしていたこともデビュー直後に語っていました。
お父様の仕事の都合で生まれてから5歳までフランスで過ごしていた水沢アリーさん。
そのため、今でもフランス語が得意なんだそうです。
帰国後、お父様の会社が倒産すると生活は一変し、かなり苦労されたのだとか。
大学に通いながら時給950円のアルバイトをしていたこともデビュー直後に語っていました。
そんな大変な状況の中、知人の紹介で事務所の社長と出会い芸能界の道に進みます。
事務所所属後わずか2週間でテレビデビューを果たしました。
事務所所属後わずか2週間でテレビデビューを果たしました。
デビュー後は、あれよあれよという間に人気者となりテレビで見ない日はないほどになりました。
話し方や雰囲気から第二のローラさんと呼ばれていたのも有名な話です。
いつからヴィーガンになったのか?
水沢アリーさんがヴィーガンを実践し始めた明確な日付は分かりませんでした…ただ、彼女の2018年のブログに、『毎日お肉を食べていたくらいにお肉大好きだったのに、実はもうしばらくお肉を食べていません。正確に言うと、頑張っても食べられなくなりました』との記載がありました。
なので、既に4~5年はヴィーガン生活なのかもしれません。
彼女のブログにはこんな風に記されていました。
大きな要因としては色々このブログに書いているような、起きる出来事の大切さに感謝したりあらゆる場面で愛を感じながら暮らすようになって。そして、自分の中から湧き起こる、幸せだな〜って言う気持ちで日々、満たされるようになったことだと思います。毎日瞑想もするし、宇宙のエネルギーを感じて日々生活しています。そうしているうちに、徐々に徐々に、趣味嗜好、考え方、食生活など、生活が大きく変わりました。今では、ほぼヴィーガンとして生活しているけれど、1ヶ月に1日あるかな?くらいの頻度で外食の時とか、美味しそうなお魚と出会って「食べたい!」と思ったらパクパク食べてます。今1番大切にしているのは、身体と心の声。今までは、お肉が好きなの!って頭で思い込んでいて体の声にあまり耳を傾けていませんでした。
出典:
自分の内側に意識をむけ、自分と対話することでヴィーガンを選択した水沢アリーさん。
ヴィーガン生活を送ってはいるけれど、ヴィーガンだから!と決めつけずに自分自身と対話して食べたいと思ったものをその都度選択して食しているようです。
自分の内側に意識を向けながらもヴィーガンを実践したことで、「心も体も軽くなり自分も人の身体にもしっかり敬意を持てるようになりました。」と同ブログで語っています。
今までヴィーガンでなかったりすると、どうしても止められないものってありますよね。
それでも、ヴィーガンの定義もしっかり踏まえ、自分の心の声を大切にしている水沢アリーさんはとても素敵だなと思います。
サンプラザ中野くんさん
※公式インスタグラムより引用
ミュージシャン、作家として活躍されているサンプラザ中野くんさん。
長いことヴィーガンを実践している一人です。サンプラザ中野くんさんはなぜヴィーガンを取り入れたのでしょうか。
サンプラザ中野くんさんの略歴
サンプラザ中野くんさんは、1960年8月15日生まれの現在59歳(2020年5月末日時点)。
早稲田大学在学中の1980年にパッパラー河合さんと出会い、早稲田大学OB数名で結成されたスーパースランプに参加します。スーパースランプは、アマチュアバンドのコンテスト、ヤマハ・イーストウェストに出場し、型破りなパフォーマンスが高評価を得ました。
1982年、スーパースランプを脱退し、爆風スランプを結成、ボーカル・作詞を担当していました。
爆風スランプの「Runner」という曲は有名なので、どこかで一度は聞いたことがある方が多いのではないでしょうか。
爆風スランプの「Runner」という曲は有名なので、どこかで一度は聞いたことがある方が多いのではないでしょうか。
バンドが活動休止してからは、雑誌連載記事や入門書の執筆など作家としても活躍され、多方面でその才能を発揮しています。
私生活では離婚を経験していますが、2019年に再婚を発表しています。前妻との間には娘さんがいらっしゃることも公表されています。
芸名については、当初「サンプラザ・ホメオパス・中野」でしたが、「サンプラザ中野」になり、2008年にはテレビ番組で「サンプラザ中野くん」にすることを発表しています。
その理由は、友人から改名して2画増やした方がいいとのアドバイスを受け候補として送られてきた芸名が「サンプラザ中野くん」だったとそのテレビ番組で語っていました。
いつからヴィーガンになったのか?
サンプラザ中野くんさんがヴィーガン生活を始めたのは彼が30歳頃の時。それまではお肉もスイーツも食べていたと言うことで、いきなり完全なヴィーガンになるのは困難だったそう。
それでも、10年かけて徐々にお肉、魚、卵、乳製品を摂取しないようにしていったんだそうです。
40歳から完全なヴィーガン生活をしているとしてもすでに20年近くその生活を続けているのはすごいことですよね。
その根底には、いつまでも歌を歌い続けたいと言うプロ意識があるようです。
その根底には、いつまでも歌を歌い続けたいと言うプロ意識があるようです。
彼のインスタグラムには度々ヴィーガン料理が登場します。
お店で食べたものから手作りのものまで、幅広く紹介してくれています。
お店で食べたものから手作りのものまで、幅広く紹介してくれています。
ヴィーガンって「サラダしか食べられないんじゃないか」と思ってる方がいるとしたら、こんなものまで食べられるの?!と言うくらいイメージが覆ると思いますので、是非チェックしてみてください。
サンプラザ中野くんさんは、『ヴィーガンになってから精神が落ち込まないんです』とも語っており、ヴィーガンライフを楽しみながら実践していることが伺えます。
番外編
過去にヴィーガンだった有名人
マクロビオテックを実践している有名人
ヴィーガンを目指している有名人
まとめ
今回は、日本の有名人でヴィーガンを実践している方を紹介しました。
ベジタリアンやマクロビオティックを取り入れている方もいれば、今回ご紹介した3名のようにヴィーガンを選択し実践している人たちもいます。
海外の方と違うのは、ヴィーガンになったきっかけがほとんど「健康のため」と言うことでしょうか。
かく言う私も健康上の理由から入った一人ですが…
かく言う私も健康上の理由から入った一人ですが…
入り方が健康上の理由からでも、今ではヴィーガンの定義をしっかり理解し、自ら実践し、発信している彼らは素晴らしいですね。
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